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亜熱帯気候(香港)でのピアノ

なぜピアノは調律、メンテナンスが必要なのでしょうか?

その昔ピアノが最初に出来上がった250年以上前はピアノフォルテと呼ばれ、 現代のピアノよりもメカニカル部分はずっと単純で、ハープシコードのように自分で 演奏前に音を合わせたりしていました。楽器は少しずつ発展し、5オクターブほどし かなかった鍵盤は今では88鍵。

楽器の王様であるピアノは5,000以上からなる部品で出来ています。その多くは木やフェルトなどの自然素材です。

ピアノを良い状態に保つ上でとても重要なことは温度湿度の管理です。 楽器にとって理想の湿度はだいたい50%~60%です。ヨーロッパ製のピアノでは45%~。 その理由は、ピアノの大部分は木で作られているので、温度湿度によって膨張収縮を起こし、 ピアノのメカニカル部分アクションの動きが悪くなったり、 チューニングピンが緩んで音に動きがでてしまったりする状態を引き起こすからです。 それはまたピアノが生きている証拠でもあります。

皆さんもご存知のように、香港の気候は亜熱帯気候で、晴れの日でも湿度が80%前後あります。

この湿度の高い気候では、楽器を一定の状態に保つのは難しく、ほとんどのピアノメーカーでは ピアノを販売する際に、ピアノヒーターをピアノの内側に取り付けています。 このヒーターのスイッチをオンにしておくことで、お部屋の温度湿度が変化しても ピアノの中はある程度一定の状態に保たれるため、ピアノの金属部分や弦に多く見られる結露・ 錆の発生、メカニカル部分の故障等の予防にかなりの効果を発揮します。 それでも、湿度が90%となれば除湿機との併用も必要になります。
ピアノの置かれているお部屋の環境がそれぞれ違いますので、定期的に専門技術者の チェックが必要です。 香港のような環境では1年に3回は調律されることをお勧めいたします。

一台ずつ丁寧に仕上げていき、その楽器にあった最善の状態になるように調整させていただきます。 お客様のご要望にお答えいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

We care for your piano because a piano is living…!
Creating a good sound to make harmony with your heart.
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定期メンテナンスとは?

皆さんはピアノの寿命は、どれくらいだと思いますか?
殆どのピアノは、100年以上の長い間お使いいただけます。
では、お客様の大切なピアノを長持ちさせる秘訣をお話いたしましょう!
ピアノは、定期的に質の良いメンテナンスを行うことによって、いい音を奏で、弾きやすいタッチで、末永くお使いいただくことが可能です。

図

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